Re:「インターネット哲学」 2002/10/01号 ★★★★★★おしらせ★★★★★★  今回色々と事情がありまして(詳しくは書けないのですが)、Webページを移転し ました。 合わせてメールアドレスとハンドルネームも変更しています。 ご意見などは新しいアドレスの方へお願いいたします。 もしリンクなどされておられた方がおられましたら(たぶんおられないとは思いま すが)、URLの訂正もお願いします。 新しいアドレスは以下の通りです。 http://b-51.hp.infoseek.co.jp/ mailto:b_51_@anet.ne.jp ★★★★★★はじめに(新規登録の皆様へ)★★★★★★  皆様始めまして。b_51と申します。  このマガジンは諸野脇正氏のメールマガジン「インターネット哲学【ネット社会 の謎を解く】」(マガジンID:0000075412、 登録アドレス:http://www.mag2.com/m/0000075412.htm)への返信という形態を採っ て氏の意見に対する個人的な見解などを書いて行きたいと思います。 一応引用の形である程度氏のマガジンの文章は含めますが、大規模に引用しても見 づらくなるだけですので最低限の引用しか行いません。 ですから、基本的には前記のマガジンも購読している方を対象とします。 と言うことで先に本マガジンを知った方は諸野脇正氏の「インターネット哲学」も ご購読してくださるようお願いいたします。  それから発行周期は基本的に元になる「インターネット哲学」に準じますが、特 に意見がない場合や私の個人的事情(本業が忙しいなど)によっては複数の号にま とめて意見する場合もあるでしょうし飛ぶ場合もあると思いますので、不定期発行 であることをあらかじめご了承下さい。  なお、このメルマガの内容は非営利目的(有料媒体でもそれが利益を上げること を目的としていないもの−例えば印刷や配布の手数料のみで販売しているようなも のは非営利と見なします)なら基本的に転載自由ですが、転載する際には記事の出 典を明確にしてください。 (このマガジンでの引用形態のような感じなら全く問題無しです) 営利目的の場合はケースバイケースですので必ず事前に連絡下さい。  最後にわざわざ断らなくてもお分かりだとは思いますが、このマガジンはあくま で私b_51が勝手に発行しているものですので、諸野脇正氏とは直接関係ありません。 ですので氏にこのマガジンについての問い合わせなどを送ることはおやめ下さい。 ※本マガジンの登録解除方法と私の連絡先などは最後に書いてあります。 ★★★Re:リンクに許可は必要か 3★★★ #このブロックで引用マーク(>)が行頭に付いている部分は特にことわりがない限 #りメルマガ「インターネット哲学」からの引用です 今回はi哲学33号(2002/09/30)の『リンクに許可は必要か 3』に関しての意見を お送りいたします。 > 「リンク禁止」は意向である。「うなぎが食べたいな。」と同じである。 > 「リンク禁止」と書いてあったら、「リンクはしないでね。お願い。」と読み >換えよう。  「リンク禁止」などのリンクポリシーに法的根拠があるのかどうかというのは前 回も書いたように今のところグレーゾーンです。 諸野脇氏は「法的根拠はない」と解釈されているようですが、完全にそう結論付け るのはちょっと時期尚早だと私は思います。  ただ、個人的には氏と全く同意見で、Webページの作成者にリンクを禁止する権利 は無いと思っています。 あくまで「お願い」する、つまり意向を示すのみでしょう。 どうしてもリンクを「禁止」したい人はユーザ認証機能を付けるなどしてページを 技術的に保護すべきでしょうね。 そうすればリンクされても問題ないですし、もしセキュリティーを破られて内部の 記事に誰でもアクセスできるようなリンクを張られたとしたら、不正アクセスとし て刑事告訴が可能になります。 > うなぎが食べたければ、食べればよい。食べたくなければ、食べなくてもよい。 > 同様に、「リンク禁止」に納得いかなければ、意向を無視してもよい。  しかし、意向なら無視しても良いのか?というとちょっと疑問が残ります。 もちろん、この辺りはケースバイケースですが、意向だからと言って必ずしも無視 しても良いとは言えないでしょう。  例えば、地元ではうまいと評判のラーメン屋があったとします。 その店はオヤジが一人で切り盛りしていて、当然対応できる客の数にはかなり制限 があり、オヤジは出来るだけ地元の人たちに喜んで貰いたいと思っているため、こ れ以上混雑するのは避けたいと思っています。 しかし、噂を聞きつけてこの店には度々雑誌やテレビの取材が来て、いちいち断る のが面倒なオヤジは店の入り口に「取材は一切お断り!」と張り紙をしています。 このような店に、グルメ雑誌の記者が来て勝手に店の写真と地図を記事にしたとし たらどうでしょうか?  お店を営業していて、会員制などにしているわけでないのですから、雑誌などで 紹介されること自体を法的に規制したりする権限は「オヤジ」には無いでしょう。 記者の言い分は「こんな良い店を秘密にしておくのは公共の利益にならない。どう せ今だって混んでいるんだから雑誌で紹介したってたいして変わらない。だからあ んな張り紙は無視しても良いんだ」と言うことです。  どうですか? 少なくとも、私が記者だったら「オヤジ」に取材交渉することはあっても無断で記 事にすることはしないでしょうし、その方が良いことだと思います。 理由が明記していないとか権利がないからと言っても、当事者がはっきりと何らか の意向を示しているのなら、可能な範囲でそれに従うべきではないかと私は思いま す。 もちろん、この辺はケースバイケースです。 例えば、上の「ラーメン屋」が「国営保養所」だったら記者側の意見に賛成します。  つまり、「リンク禁止」や「要連絡/要許可」を謳っているページへのリンクは 出来る範囲でそれを尊重すべきだと思います。 公的組織や企業のページなどのように、公共の利益との兼ね合いがでてくるような 場合は意向を無視することもやむを得ない場合もあるでしょうが、そうでなければ 無視するべきではないと思います。 ★★★★★★コラム★★★★★★  ここには基本的にメルマガ「インターネット哲学」とは関係のない、私自身の思 いついた哲学的/政治的/思想的なネタを書いて行きます。 ☆伏せ字について  よく掲示板などで「M$のOSは不安定だから…」とか「みかかは殿様商売で…」 などと書かれているのを目にします。 M$はMS=MicroSoftの事で、みかかはNTT(カナ入力モードでNTTと入れる とみかかになる)の事なんですが、こういうのを伏せ字とか言ったりします。 大抵の場合は、その会社なり組織なりの製品やサービスを批判したり、自分の体験 談(主に不愉快だったこと)を書くときに使われます。  元々こういう伏せ字の類を使う目的は、読んでいる人は大体どこの事か解っても、 いざ訴訟などになったときの逃げ道にするためという所でしょう。 しかし、そもそも事実を述べている限り、もし訴訟などになっても何ら問題はあり ませんし、特に掲示板などで発言者が匿名ならわざわざ伏せ字を使う必要は全くな いでしょう。 まあ2ch等のように、それが文化になっている所もありますが、一般的には伏せ 字など使わずにはっきりと明言すべきだと私は思います。 そうすることによって、発言が事実だと言うことを読んでいる人にアピールする事 も出来ますし(逆にわざわざ伏せ字にしていると言うことは歪曲されている可能性 が高いとも言えるでしょう)いらぬ誤解を避けることも出来ます。  特に公共の利益を考えての発言なら、発言に責任を持つと言うことを含めて伏せ 字は使うべきではないと私は思います。 ★★★★★★あとがき★★★★★★  最後まで読んでいただいてありがとうございます。 何も書かないのもなんなので、Webページ移転の顛末を簡単にお話ししておきます。 (多分これくらいなら書いても問題ないという範囲で) 実はページの更新作業自体を人にお願いしていたのですが、その人物に記事を渡す 時に雑談と記事の明確な区別を付けなかったため、本来出すべきではない情報がア ップされてしまっていたのです。 そのために大変まずいことになってしまい、とりあえず閉鎖して新しく別のWebペー ジとして立ち上げたというのが真相です。 今後は人を介さずに直接更新していきますので、このようなことは起こらないと思 います。  ご迷惑をおかけしたかもしれませんが、今後とも宜しくお願いします。 登録の解除は http://b-51.hp.infoseek.co.jp/magazine.html#philosophy の解除フォームを使うか http://www.mag2.com/ で本誌のID「0000087123」を検索して解除してください。 では、今後ともよろしくお願いいたします。 ************************************************************************** 発行者:b_51 発行システム:http://www.mag2.com/ マガジンID:0000087123 ご意見/ご感想などはお気軽に http://b-51.hp.infoseek.co.jp/ の「掲示板」か mailto:b_51_@anet.ne.jp へお願いします。 **************************************************************************