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その他諸々(2001年)

 ここは「その他諸々」の記事のうち2001年のものを掲載しています。
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2001/09/21 風の谷のナウシカ(原作)批評

 以前から読みたいと思っていたのですが、書店でもほとんど見かけなかったため断念していたところAmazonが国内送料を無料にしたので、オンラインで購入してようやく読みました。
 基本的に2巻前半までは映画の内容とかぶりますが、全体的なストーリーも設定もかなり違っています。
映画と異なるところは大体以下の通りです。

 感想ですが、私はナウシカの人物像もストーリーとしての完成度も映画の方が良いと思いました。
 まず、ナウシカですが、原作の方ではちょっと仙人的なところ(王蟲や他の人間と念話したり、他の人の死を離れたところから察知したり)が多すぎますし、最後の方ではちょっと聖人のような悟りを開いたような状態になっています。
前半の方はまだ映画の人物像に近い物はありますが、仙人的な特殊能力は同じですしね。
ちょっと現実味が感じられないと言うか、おとぎ話の主人公的というか、悪く言うと電波(^^;)に感じてしまいます。
映画の人物像の方が崇高ながらも普通の人間(まあちょっと変わり者程度)という感じで親しめる感じです。
 次にストーリーですが、最後の方(大海嘯の後)には随所に矛盾を感じますし、最終局面は半ば強引に終わらせたという感が強いです。
こういった部分を列挙しますと以下のような感じです。  今度は映画の方の話ですが、(原作を読んで気付きましたが)原作を部分的に切り出して脚色しているためにちょっと理不尽さを感じる部分が幾つかあります。
 まず、なぜナウシカはアスベルを助けに行ったかですが、原作ではラステル(アスベルの妹)が死に際に巨神兵のキーとなる秘石を「兄に渡して」と言ってナウシカに託していますので、生きていることを知って助けに行ったのは納得です。
映画では「ペジテと聞いて気になった」とか「自分が攻撃をとめたせいで撃ち落とされた」とか言う程度の理由しか思いつきませんから、命がけで助けに行くほどの理由としては不十分のように思います。(まあその辺がナウシカの優しさとも言えますが)
 あとは巨神兵を積んだ船(原作ではペジテの難民船ですが)がなぜ腐海に降りる必要があったのかですかね。
映画の中では「巨神兵の重さに耐えきれず」などと言っていますが、飛行機の原理からして離陸できれば巡航中に耐えきれなくなる可能性はありませんし、重さに耐えきれなかったのなら一度降りたらもう離陸できないはずです。
それに、そんな重要な物を運ぶのに護衛が皆無なのも不思議です。
まあ、もしかしたらクシャナがわざと落ちるように仕向け、本国に反して巨神兵を私物化しようとしていたのかも知れませんが、この辺は全く描写されていませんからね。
原作では巨神兵を運ぶ船ではなく脱出したペジテの残党がトルメキア軍の追撃から逃れるために一度腐海に降りてやり過ごしたというように書かれていますのでそれなら納得ですね。

 他にも書きたいことは結構あるのですがちょっと長くなりすぎるのでこの辺にしておきましょう。
また読み返して書き足したいことが出れば、こちらにも色を変えてコメント入れます。

2001/09/28 追記
 定番の考察記事を書き忘れていましたので、追記します。
映画版の批評記事と重複する部分もありますが、ご容赦ください。

 最後に、本記事を書くに当たって参考にさせていただいたサイトを紹介しておきます。

2001/08/24 ローン会社系のクレジットカード

 最近では色々な会社がクレジットカードを出していますが、主に以下の種類に分かれます。

今回はこのうち信販系に関する話題です。
 以前、YellowHat(カー用品店)に買い物に行ったときに「初年度年会費無料で買い物券プレゼント」ということで1年以内に解約すればいいやと思ってYellowHatカード(オリコカードの亜種)に入会しました。
で、そろそろ解約しておかないと忘れると思って、今解約手続きをしようとしているのですが、カードセンターに電話が全く繋がりません。
昼休みは話し中ですし、朝10時でも繋がった後担当者呼び出し状態で待たされて2〜3分待っても繋がらず「ただいま電話が非常に込み合っておりますので、改めてお電話いただくか、このままお待ちください」とか言うメッセージが流れてきます。
電話番号はフリーダイヤルでもないので大抵この辺で切ってしまっているのですが、最悪です。
今のところまだ余裕があるので良いのですが、余裕がない状態でこの対応だとかなり頭に来ますね。
 ちなみに、以前ジャックスカードでも同じような経験をしました。
こちらは結局いつまでたっても繋がらないのでタウンページから別の部署の電話番号を調べてそちらに掛けましたら内線で回してくれました。
まあ、信販系で経験したのはこの2つ位ですが、基本的に信販系カードはこういったところがかなりいい加減のような感じがします。
日本信販は(shellのXカードも持っている)以前電話したときに直ぐ繋がったので大丈夫みたいですが、中堅以下の信販系カードはこういうところに落とし穴があるので気を付けましょうね。
 それから、参考までにダイエーカードやセゾンカードはカードセンターも大抵直ぐ繋がりますし、店舗にサービスカウンターが設けられているので直接出向くことも出来ますからこういう心配は余り要らないでしょう。



2001/08/16 自動車のこれから

 自動車メーカーは各社とも色々と差別化を図ったりして工夫を凝らしているようですがいまいち「かゆいところに手が届く」ような改善が少ないような気がします。
まあそれでも一昔前はひたすら基本性能の向上とかばっかりだったのでそれに比べれば大分細かい部分にも気を遣うようにはなってきていますがまだまだ他業種に比べるとってかんじですね。
この辺はユーザがカタログスペックとかデザインとか目立つところしか気にしないと言う点や評論家なども基本性能等しか取り上げないという理由があるのでしょうが、競争が激化する時代に於いてそれではダメでしょう。
他のメーカと差別化を図り、自らその優位性をアピールするくらいでないとこれからの世の中はやっていけないと思います。
 で、具体的な改善提案ですがとりあえず普段使っていて不満に思う点をいくつかあげてみます。

 それから、将来的な自動車の展望ですがよくSFであるように空飛ぶ車ばかりになることはまずあり得ないでしょう。
まあ、反重力みたいにエネルギーを消費しないで浮かぶ技術とか半無限にエネルギーを生み出す手段が確立されれば別ですがまずそう言うことはあり得ないと思いますし、空を飛ぶ以上事故や故障で落下する可能性(車自体でなく部品や搭載物のみと言う場合も含む)もありますから地上に歩行者や建物があればかなり危険な状況になってしまいます。
それに部屋を覗かれるというプライバシー問題なども出てきますしね。
ですから、将来に渡って自動車は結局道路の上を走る物という定義は変わらないでしょう。
 と言う条件の下での発展と言うことになりますが、まずは高速道路などでは自動運転によってきわめて短い車間での高速走行が可能になると言うのが一番最初でしょうね。
もちろん燃料電池などによる石油燃料からの脱却というのもあるでしょう。
それから高速走行時のみホバークラフトのように地面と非接触で走るというものも出てくるでしょう。(急ブレーキは圧縮空気等による逆噴射とすれば安全性もそれほど問題ないでしょう)
 自動車としての進歩はおそらくこれくらいまででしょう。
あとは公共交通機関の進歩やVR技術等により移動自体が必要なくなることで自動車自体の必要性が低下していって、最終的には現在の乗馬のような感じで趣味や競技の世界に残るだけになるでしょう。



2001/08/14 富士サファリパーク

 夏休みを利用して富士サファリパークに泊まり(園内キャンプ場宿泊)で行ってきました。
園内のキャンプ場は結構大きめのテント(6人用くらいの物)+タープでも充分設置できる位の広さで芝のサイトですが、車をサイト間近まで付けられない(駐車場に隣接しているサイトになれば付けられますがリクエストできるのかどうかは解りません)のが欠点でしょうか。
私はたまたま駐車場に隣接したサイトだったので良かったのですがね。
 設備は水道、共同炊事場(火は自前でおこす)、コインシャワー(5分3百円)、ジャグジー(水着着用で有料:値段は覚えていません)、貸しテントなどで、AC電源はなくサイト内での直火は禁止です。(花火は打ち上げでなければ炊事場前の広場で可能)
料金は標準価格だと1泊1サイト5,000円と高いのですが、富士サファリクラブ会員(Webページ上から入会できる)になっていれば2,500円なので標準的でしょうか。
キャンプ自体はこれが初めてなので他はあまり知らないのですが、キャンセル料は特にかからないため予約して於いて天気が悪かったらキャンセルでも大丈夫なのでにわかキャンパーには他(キャンセル料がかかるところ)より良いですね。(雨の中でキャンプしても全く面白くないですからね)
 ちなみに、宿泊が園内なのでここに泊まれば1回の入園料金で2日(当然泊数が増えればもっとです。泊数をnとすればn+1日)サファリパークを見て回れますし、かなり人気があるジャングルバス(金網のバスでライオンなどに餌をやることが出来る)も朝一に申し込めるので待たずに乗れるなどそれなりに付加価値が大きいです。
 私の家族は8/9(木)昼頃に到着し、(この時点でジャングルバスは3時間待ちと表示されていました)まずは自分の車でサファリゾーンを回った後キャンプ場駐車場に車を停め、(この時点ではまだ13時頃でキャンプ場の受付が14時からだったので)ウサギやモルモット/山羊等に触ったり出来るふれあいゾーンに行って、売店など適当に見て(ライオンの赤ちゃんを抱いて写真を撮れるサービスはこの時点で30分待ちでした)からキャンプ場で受付をして、テント設営/バーベキューなどやりました。
 夜は「夜の昆虫サファリ」に19:30頃(30分程度)出かけ、花火をやって21:30頃には就寝しました。(子供も小さいので)
当日はガスってまして、肌寒くキリのためにテントは水滴だらけでしたが安物テントでもまあ充分寝られましたね。(ちなみにこの日は羽蟻大発生の日だったようで明かりの近くは羽蟻だらけで大変でした)
 翌日は前日食べきれなかった野菜と焼きそばをまず(当然料理してから)食べて、テント等を片づけた後9:30位にジャングルバスの受付をしに行きましたが、既に10:50の便がぎりぎり間に合ったという状態でした。(ジャングルバス自体は9:00から15分間隔くらいで運行しています)
受付をしたら直後の便に乗らないといけないのかと思っていたので片づけてから行ったのですが、実際は便を指定して切符を購入できたのでもっと早く行けば良かったですね。
 で、バスの時間まで1時間以上あったのでソフトクリームなど食べてからライオンの赤ちゃん写真(1ポーズ700円でデジカメ撮影したものをFDで貰います。なお自分の手持ちカメラでも1枚だけ撮影して貰えます)を撮りに行きました。
こちらは既に5家族くらい列んでいて開始15分前くらいだったので(10:00開始でした)結局20分程度待ち、撮り終わったのが10:30位でした。
 ジャングルバスでは熊/ライオン/象/ラクダに餌を直接(と言っても鉄ばさみやバス備え付けの餌やり皿を使ってですけどね)やることが出来、当然間近に来ますから結構な迫力です。
あとは、折角ですからもう一度自分の車でサファリゾーンを回って(既に充分見ていたのでチャッチャと行きたかったんですが渋滞状態でしたので結局ゆっくり見る羽目になりました)帰宅しました。
 全般的な感想ですが、サファリパークに行くなら(そう何度も行く物ではないかもしれませんが)園内キャンプ場は結構お勧めです。
キャンプを主目的と考えても、何もないところでただキャンプをするよりは良いんじゃないかと思いますよ。



2001/07/25 ジブリアニメ考察

 少し前にトトロのビデオを買ってやって以来子供がジブリアニメにはまっています。
最初は買ったトトロを毎日のように(寝る前に)見ていたんですが、その後TVで魔女の宅急便を放映したのでビデオに録画して見せましたらまたまたはまってしまい、現在は以前に録ってあったラピュタがお気に入りです。
今は昼夜の別なく見たがって朝起きて保育園に出かけるまでの時間も惜しんでみています。
 と言うわけで最近はジブリアニメ漬けになっているので、スタジオジブリの宮崎アニメのうち、私の見たことのある作品について僭越ながら考察/感想などを書かせていただきます。(高畑氏の作品は基本的に好きでないので悪いことだけ書くのもイヤですから書きません)
 ちなみに全ての作品に於いて原作などを読んだりしたことはなく(ナウシカの原作は読みたいんですがね)あくまで映画のみでの知識(の記憶の範囲)に基づいていることを一応ことわっておきます。
 2001/07/30 ちょっと見直したりしたところや若干意見の変わった部分などがありますのでそう言った部分を赤字で追記します。
なお、今後もこの記事に関しては修正を入れるかも知れませんがそう言った場合は赤字で日付を付けて追記します。



2001/07/25 量子と脳と超心理学

 今までの学説では脳細胞は単にスイッチに過ぎず(脳細胞:ニューロンは複数の入力元からの信号の加重合計を取ってその値が閾値を越えると出力信号を出すという単純動作しかしない)思考や記憶は全てそのネットワークによって(ニューロン同士を結ぶシナプスという経路があって1つの脳細胞出力は幾つかのべつの細胞にシナプスで接合されシナプスの抵抗値が変化することによって記憶/学習する)もたらされるとされてきました。
まあこれが全く間違っていると言うことはないのでしょうがこれだとゾウリムシなどの単細胞生物が餌を見つけてその方向に移動するというようなこと(人間の白血球等もそうですね)が説明できません。
 と言うわけでこの辺を量子によって説明しようという学説が出てきました。
量子自体については余り詳しくないのですが、様々な物についてそれを構成する最小単位というのが定義のようです。
で、その量子は複雑な相互干渉と状態遷移があるそうで、その特性を上手く利用すると分子レベルでコンピュータも作れるそうです。
ちなみに量子には不思議な特性が沢山あるようで、例えば1つの物質から取り出した2つの量子を離れたところに持っていって片方の量子の状態を変えると瞬時にもう片方の状態も変わるとかいうようなことも理論的にはできるそうです。(検出誤差などの確率的問題でこれを通信に使うことは不可能だと言われてきましたが最近ではそれを克服する理論なども出てきているようです)
このような特性を考えると細胞内(おそらくDNAが絡んでくるんでしょう)で量子的な作用が起きていて、細胞はそれ単体でもある程度の判断/思考/記憶という能力が備わっているという仮説もまったくのおとぎ話ではないということになってくるわけです。
 もしこのような説が本当だとしたら面白いことになってきます。
私は今まで超心理学的な現象(霊現象や超能力など)をどうにか科学的に説明できない物かと思ってきました。
こういった現象は大半が嘘や見間違い/勘違い/思いこみなどだとは思いますが、中にはどう考えてもそう言ったことで片づけられない物があるのも事実です。
これまでの考え方ですと人間の脳内の神経細胞ネットワークが幾ら頑張ったところでそのネットワークが失われた後まで影響を及ぼしたり離れたところに情報を送ったりと言うことは原理的に不可能だと言わざるを得ませんでした。(前者はプラットフォームが無くなるため回路を維持できませんし、後者は電波などを使用する場合人間の脳が消費する以上のエネルギーを必要とするはずなので)
それになぜ人間(場合によってはほ乳類などの高等動物も含まれますが)にだけそう言った特殊な能力が備わるかも説明できません。
 しかし、脳細胞内に量子的な作用があるとすれば空間中の空気なり水なりに量子的影響を及ぼして(はっきりとした物ではないにしても)残存思念を残すとか、離れたところにいる人間と「量子の状態一致特性」を利用して意志を通わせたりと言うことも不可能では無いことになってきます。
また、虫などの下等動物は霊魂を残さず人間などの高等動物だけ霊現象を起こすという点も思考能力の高い動物は脳内で発生する量子的影響力が強い(より多くの細胞で同じような量子的影響力を生成するため)とか、人間に感じることが出来るのは似たような脳の構造を持った動物の量子的影響だけであるとか考えれば十分説明は付くでしょう。
もちろんスプーンを曲げるとかのように物質にそれなりのエネルギーを提供しなければ不可能なことはこれでは説明できませんが、別の人間なり動物なりに影響を与えるということはお互いに脳内の量子回路が作用すれば可能ですので、幻覚を見せたり健康状態を悪化させたりする霊現象/生魂/呪詛とか気孔とかテレパシーとかは不可能でもないと言えるでしょう。
 量子コンピュータが日常的に使われるようになった暁には、もしかしたら超心理学に新たなページが刻まれることになるかも知れませんね。



2001/07/23 沖縄旅行

 7/16(月)から7/19(木)の4日間で沖縄旅行に行ってきました。
予約は楽天内のマリオツアーでおこない、宿泊は恩納村のペンション村(希望ヶ丘団地)にあるアメニティ ゆめ舎でした。
以下幾つかカテゴリーを分けて色々書きます。



2001/07/05 開設以前のあれこれ

 開設以前のことと言っても全て書いていたらかなり長くなってしまうので、適当にピックアップして書きます。

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